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  • 2016.05.03 Tuesday
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  • by スポンサードリンク

評価:
池上 彰
集英社
¥ 760
(2008-12-16)
Amazonランキング: 5911位

    現代史というものは、自分が実際に見聞きし、体験したことであっても、案外正確には覚えていないものである。それは、知識としてよりは記憶としてインプットされているせいもあるのだろう。したがって、きちんとした史実を示されると、自分がとんでもない勘違いをしていたことに気づかされることも少なくない。

   本書は、日本の戦後を通覧するべく書かれたものだが、戦後まもなくのことについてはもちろん、つい最近のことであってもあらためて気づかされること、認識させられることなどが数多い。とくに政治においては、細川内閣以降連立政権が続き、党派の分裂・合体が相次いでいるため、ほんの少し前に誰がどういう立場でどんなことを言っていたか、忘れてしまいがちである。本書を読んで、そうだったのか!と思うことは随所にある。

   学生運動や労働争議、文部省と日教組との激しい対立などは、今となっては遠い昔の世界のような話である。本書にはある教員養成大学で学生が日教組のことを「にっきょうぐみ」と読んだというエピソードが紹介されているが、ゲバ棒もロックアウトも今では死語に近い。その一方で、公害や基地問題など、いまだに解決を見ていない問題もある。特に公害を隠し続けた企業や行政などの体質は、なんら変わっていない。過去を教訓とし、同じ過ちを繰り返さないために、現代史の検証はさらに深められるべきであり、本書はそのための優れた教科書だと言えるだろう。


そうだったのか! 現代史 が面白かったので、日本現代史を読んでみました。
賛否両論あるようですが、池上さんの文章は、やはりわかりやすいと思います。
戦後現代史は、歴史の中でもとても重要な部分であるのに、学校の授業ではおろそかにされていたり、なんとなくわかっているような気になっていて、実際はそのしくみや原因・その後など知らないことばかり・・・ということも多いのではないでしょうか。

「そうだったのか!現代史」と同様、大人がなかなか訊けない日本の現代史がわかりやすく解説されています。
やや、主観が多いようにも思いますが、「ジャーナリスト故・・・」と思えば当然のこと。その主張が自分と合わなければ、自分の考えをまとめればいいのです。事実と違うと思えば、自ら調べなおせばいいのです。
やれ、左翼的だ、自民党批判だとわめくよりも、そちらの方が、断然面白く読めると思います。

そして、このシリーズはあくまで入門書。ましてや教科書でもありません。
何かを考えるきっかけを投げかけているのであって、決して「池上彰がこう書いているから正しい!」と思ってもらいたいわけではないのです。
こういった本を読むことで、自分の頭で考えられる、更には問題提起できるようになりたいですね。


 目次

・小泉内閣が生まれた
・敗戦国・日本―廃墟からの再生
・自衛隊が生まれた―憲法をめぐる議論始まる
・自民党対社会党―「五五年体制」の確立
・安保条約に日本が揺れた
・総資本対総労働の戦い
・日韓条約が結ばれた
・文部省対日教組―教育をめぐって抗争が続いた
・高度経済成長―豊かな日本への歩み
・「公害」という言葉が生まれた
・沖縄は返ってきたけれど
・学生の反乱に日本が揺れた
・日本列島改造と田中角栄
・バブルが生まれ、はじけた
・連立政権の時代へ

評価:
池上 彰
集英社
¥ 760
(2007-03-20)
Amazonランキング: 255位
Amazonおすすめ度:

 民族紛争によるテロ事件、混迷をきわめるパレスチナ問題、北朝鮮問題など、日々世界中から伝わってくるニュースの背後には、事件に至るまでの歴史がある。そして、その少し前の歴史を知っていれば、ニュースが鮮明になり、世界が読めてくる。「知らない」ではすまされない現代史の基礎知識を、ジャーナリスト池上彰がわかりやすく解説する、現代史入門の決定版。最新情報を加筆し、ついに文庫化。
(「BOOK」データベースより)



大人の「今さら聞けない」に応えてくれる本。
恥ずかしながら私も、「ベルリンの壁は東西ドイツの国境にある」と思っていました。
そのベルリンの壁が崩壊したのは、私が小学生の頃。
当時仲の良かった同級生がお父さんの仕事の都合で1年間西ドイツへ行っていて、まさに歴史が動いた現場に居合わせたという経験を羨ましく思ったのを覚えています。
日本に帰ってきた友人はベルリンの壁の破片を見せてくれました。落書きされている西側の壁でした。
当時からベルリンは国境の街であると思い込んでいましたので、なぜベルリンに隣接した町には壁がないのか疑問でした。地図を見れば済むことなのですが、その手間を惜しんだためにこのような恥ずかしい勘違いを抱えたまま大人になってしまったんですね。

本書は、写真や図解、コラムなどで大変わかりやすい説明がされています。
先に述べたベルリンの壁の構造も掲載されていて面白い!
世界現代史入門篇といった感じなので、短い章の中でコンパクトに大事な部分がまとめられているのも良いです。
また、そこから興味を持ったら、さらに調べやすいように巻末に文献紹介もあります。


少し要望を言うと、もっと地図を載せて欲しかったです。
地理が覚束ないとピンとこなかったりするので、地図があるとより理解しやすいと思います。
特に最終章の旧ユーゴスラビアは、日本人に馴染み深い土地とは言えず、やはり地図や民族・宗教の関係などを図表で表してもらえたら更にわかりやすかったです。


目次
・冷戦が終わって起きた「湾岸戦争」
・冷戦が始まった
・ドイツが東西に分割された
・ソ連国内で信じられないことがスターリン批判
・中国と台湾はなぜ対立する?
・同じ民族が殺し合った朝鮮戦争
・イスラエルが生まれ、戦争が始まった
・世界は核戦争の縁に立ったキューバ危機
・「文化大革命」という壮大な権力闘争
・アジアの泥沼ベトナム戦争
・ポルポトという悪夢
・「ソ連」という国がなくなった
・「電波」が国境を越えた!「ベルリンの壁」崩壊
・天安門広場が血に染まった
・お金が「商品」になった
・石油が「武器」になった
・「ひとつのヨーロッパ」への夢
・冷戦が終わって始まった戦争 旧ユーゴ紛争

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