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  • 2016.05.03 Tuesday
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評価:
橋本 治
河出書房新社
¥ 683
(1998-04)
Amazonランキング: 15276位
Amazonおすすめ度:
ある意味古典!(笑)
文庫化の奇跡だと思うのです。。


高校時代に国語の先生(現代文の先生だった・・・)がしきりに薦めていた『桃尻語訳 枕草子』。「桃尻語」なる”現代語”訳で、『枕草子』に限らず、古典の現代語訳の中ではかなり有名な作品だと思います。
先日、読んでいた本の中でちらっと出てきたので思い出し、早速読んでみたのですが・・・、、これはかなりインパクトが強い。
有名な冒頭文

春って曙よ!
だんだん白くなってく山の上の空が少し明るくなって紫っぽい雲が細くたなびいてんの!


「春はあけぼの」というキャッチーなコピーには、「良い」とも「悪い」とも謳われていません。
本書の巻頭に、口語にこだわった理由なんかが書かれていますが、なるほど、興味深い。清少納言の文体は、口語そのものだというのです。「『  』と言へば、『  』と言へば〜」と延々つながっていったり、「今日の講師はかっこいい」など内容そのものがミーハーだったり。口語訳という発想がたいへん面白い。
そして、訳した当時の”現代語”がすでに”現代語”ではなくなってしまっている皮肉。
突然(本文に入る前から)「ナウい」なんて出てきて驚き、思わず出版年を確認してしまいました(笑)この本の出版年は1998年。ただし河出書房新社から1987年に出版された単行本の文庫化されたものです。

いくつかのレビューを拝見したところ、賛否両論あるようです。確かに、言葉が少し古くて読みづらいところもあります。現代のギャル語で書かれたもの(があるなら)も読んでみたいという意見もあるようです。しかし、個人的にはとても良いと思っています。バブリーな感じで(時代遅れ感も出しつつ)、少しお高くとまっているけれど、気のいい「オネエチャン」的キャラの清少納言だからこそ、この『桃尻語訳 枕草子』が成立しているんじゃないでしょうか。言葉は世相を映します。今、2008年現在の若者言葉で書いても、どこか貧相で、身分制度の上位にいる女房(キャリア)感は伝わってこないと思うのです。

本文は、原文をそのまま口語訳したものなので少し解りづらいところがありますが、清少納言「本人」による【註】や巻末の橋本治氏による解説が詳しく、時代背景や風俗などわかりやすく書かれています。


※本書には、『枕草子』原文は収録されていません。

  • 2016.05.03 Tuesday
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  • 16:34
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