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  • 2016.05.03 Tuesday
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評価:
桐野 夏生
新潮社
¥ 580
(2010-04-24)
Amazonランキング: 985位
Amazonおすすめ度:

 清子は、暴風雨により、孤島に流れついた。夫との酔狂な世界一周クルーズの最中のこと。その後、日本の若者、謎めいた中国人が漂着する。三十一人、その全てが男だ。救出の見込みは依然なく、夫・隆も喪った。だが、たったひとりの女には違いない。求められ争われ、清子は女王の悦びに震える―。東京島と名づけられた小宇宙に産み落とされた、新たな創世紀。谷崎潤一郎賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)



映画も話題になっている「東京島」の原作小説。
アナタハン島事件をモデルに書かれた創作で、谷崎潤一郎賞も受賞しているということからもう少しリアルでグロテスクな内容が描かれているのかと思ったが、主人公・清子の行動や、「東京島」の住民の発狂の様子など、ほとんどコメディ。

物語は無人島に漂着した5年ほど後から始まっており、既に「女王」というような存在感はない。
映画では木村多恵が演じているので、美人なのかと思いきやそうでもない。いや、むしろこの無人島「東京島」で一番太っている「白い豚」である。
「東京島」の住民たちは、「オダイバ」「シブヤ」「チョーフ」など自分たちで勝手に名前をつけ、好きなところに気の合った者と住んでいる。
もはや脱出を試みることもなく、救出されることも半分諦めているトウキョウの者たちとは違い、ホンコン(後に漂着した中国人たち)は生活能力に長け、精力的であった。
清子は、トウキョウを裏切り、ホンコンたちと島を脱出しようとするが海流で島へ押し流されてしまう。
そこから、夫・隆の日誌を軸に東京島での過去・現在の出来事が描かれているのである。

結末は、賛否両論あるようだが、個人的には「アリ」だと思う。
ものすごいエネルギー溢れた作品であり、読後感はなんともいえないものが残る。
また、途中、清子のご都合主義や島民のバカバカしさに、ふっと笑いがこぼれることもあると思う。
興味がある方は読んで見られたらどうか。
ただし、万人に薦められる作品ではないことは明言しておく。

  • 2016.05.03 Tuesday
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