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  • 2016.05.03 Tuesday
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  • by スポンサードリンク


評価:
山崎 ナオコーラ
河出書房新社
¥ 420
(2006-10-05)
Amazonランキング: 2660位
Amazonおすすめ度:

評価:
---
Happinet(SB)(D)
¥ 4,242
(2008-07-25)
Amazonランキング: 533位
Amazonおすすめ度:

第41回文藝賞を受賞、第132回芥川龍之介賞の候補作



ぶらぶらと垂らした足が下から見えるほど低い空を、小鳥の群れが飛んだ。生温かいものが、宙に浮かぶことが不思議だった。



ものすごいタイトルとペンネームだな、と思いました。
映画は、松山ケンイチと永作博美。
映画の方は観ていないけれど、きっと恐ろしくゆるーい時間が流れていくんだろう。
小説の話をします。
先にも述べたとおり、ものすごいタイトルとペンネームだと思った。
手に取ってみると、レイアウトもすっかすか。
人気俳優を起用して、話題性とインパクトだけの薄っぺらな小説。
それが、読むまでの印象でした。

読み始めて、文字通り一番初めに飛び込んできた冒頭の2文に驚いて、それ以上読み進める前に三度は読み返した。
この小説の主人公は女性だった?
それは単に感覚だけでそのように感じただけなのですが、確かに女性のもののように感じたのです。
見ての通りこの2文には、男だとも女だとも書かれていないのですが。
おそらく、「ぶらぶら」という擬態語がそう思わせるのでしょう。
何を言っているのだとお思いかもしれないが、少なくともこの一文で、私のこの小説に対する心持が大きく変わったことには違いない。
何か面白いものが読めるかもしれないという期待。
実際、最後まで期待通りだったように思います。

この小説は、ストーリーを読むというより、感覚を楽しんだ方が面白く読めると思います。
そして、思いがけず美しい文章に出会う。
ソラで出てこないのが残念ですが、木の枝に囲まれた空と広い空の箇所、自然は美しいときもあるが、美しさに向かっているのではなく、偶然を向いているといったような箇所。今、手元に無いので、ゆっくりしたときにでもここに引用したいと思います。
印象的だったシーンは、みるめとユリちゃんが年越しをするところと、めるめがウイスキーを塗るところ。
どんな感覚か、私にはちっともわからない。
当然なのだけれど、わからない、というのも、その方がいいような気もする。





19歳のオレと39歳のユリ。恋とも愛ともつかぬいとしさが、オレを駆り立てた…美術専門学校の講師・ユリと過ごした日々を、みずみずしく描く、せつなさ100%の恋愛小説。「思わず嫉妬したくなる程の才能」など、選考委員に絶賛された第41回文藝賞受賞作/芥川賞候補作。短篇「虫歯と優しさ」を併録。

(「BOOK」データベースより)




【関連サイト】

「人のセックスを笑うな」公式サイト

映画「人のセックスを笑うな」裏公式サイト

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評価:
劇団ひとり
幻冬舎
¥ 520
(2008-08)
Amazonランキング: 208位
Amazonおすすめ度:
道草
拝啓、僕のアイドル様
ピンボケな私
over run
鳴き砂を歩く犬


40ページ程度の短いお話が5つ。
それぞれのお話は独立しているのだけど、きれいなオムニバスになっています。

主人公の独白による進行で、もちろん主人公によって語り口が違います。
人物(特に主人公)の書き込みは素晴らしい。
主人公の語りだけで、名前も年齢もわからないけれどその人となりをしっかり表現しています。
文章も平易で読みやすい。
が、くだけた表現も多いので苦手な方は苦手かも。
(例えば、「道草」冒頭辺りの「見れなくなっていた」など)
個人的には、主人公の独白なのだから口語でいいと思うし、文体に対して目くじらたてるほどのことじゃないと思うのですが。。


私は、この本が単行本で出たころ「劇団ひとり」さんが大っ嫌いでした(笑)
この本も友人に勧められましたが、断固として読みませんでした。
随分、世間じゃもてはやされているようだけど、所詮ツマラナイ芸人が書いたもんじゃないか。と本気で思っていました。

最近は、俳優として活躍していたり、TVで観ても落ち着いた雰囲気で、若輩ながら「ひとりもオトナになったなぁ(*´ー`*)」と応援しています。
「陰日向に咲く」読んだ感想は、「ひとり、なかなかやるやん」。
これは、素直な気持ちで読んだ方がいいです。
表紙の写真を含めて「陰日向に咲く」だと思います(単行本と同じ表紙だし)。
このタイトルはニクいですね。
昔は「かっこつけて・・・」と思っていたんですが、読んだら「陰日向に咲く」でした。
陰日向でも、咲くのは素敵な花だと思います。

評価:
金城 一紀
新潮社
¥ 460
(2008-06-30)
Amazonランキング: 5124位
Amazonおすすめ度:
以前、タイトルだけ紹介させていただきました。
僭越ながら(笑)、私が勝手に注目している作家さんの一人。

「恋愛小説」
「永遠の円環」
「花」
という3つの短編(中編?)小説が収録されています。
どれも「死」に接したお話なのですが、そこに絶望は感じられず、かといって無理に明るいわけでもない。その自然体がいいです。
『対話篇』というタイトルどおり、対話を中心にして対話の中で物語は流れていきます。


帯に書いてある「本当に愛する人ができたら、絶対にその人の手を離してはいけない」というフレーズに惹かれて買ってしまったのですが、他にも胸に響く言葉がたくさん・・・!

「本当に大切な事柄は、言葉にしてはいけないのだ」

「笑われるかもしれないけど、月が潮流を支配できるなら、
 狼男を変身させることができるなら、ちっぽけな僕の運命なんて
 いとも簡単に変えることができるはずだって信じたんだ。」

「いくら親しい人がいたとしても、会わなくなったらその人は死んじゃうのよ」

「とにかく、この世界では、誰かのため、なんて奇麗事はありえないんだよ」

「手を繋いでおくべきだったんだよ・・・そういう約束だったんだ」


特に、鳥越さんの「手を繋いでおくべきだったんだよ・・・」にはぐっときた!
思わず涙ぐんでしまいました。
鳥越さんはバカだ。
でも男の人って案外そんなものかもしれない。


【追記】
「恋愛小説」は、何年か前に玉木宏、池内博之、小西真奈美、平山あや出演の同名映画(もしくはテレビドラマ)があったそうですが、そちらも観てみたいですね☆

評価:
石田 衣良
集英社
¥ 480
(2007-05)
Amazonランキング: 46227位
Amazonおすすめ度:
石田衣良の短編小説。
さらりと読める短編が10個。
それぞれの主人公はだいたい30代前半から半ばで、
生き方もそろそろ固まってきた頃。

1ポンドも心臓の近くの肉がえぐられたら死んでしまうけれど、
悲しいお話ではないので、夜寝る前なんかに一つずつ
読んでみてはいかがでしょうか。

私は、この主人公達ほど大人ではないけれど、
ここに並んだお話のように恋がしたいな、と思いました。
この本に収められているお話は、すべてごく普通の日常。
でも、そのごく普通の恋がおもしろいんだって
著者自身も言っています。

石田さんは、
「小説には水を飲ませる力はない(恋したいという気持ちを喚起することはできない)」
と言っていたけれど、
充分あると思いますよ。

評価:
森見 登美彦
新潮社
¥ 420
(2006-05)
Amazonランキング: 3928位
Amazonおすすめ度:
失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ(!)、日本ファンタジーノベル大賞受賞作であり、森見登美彦のデビュー作。

第4回本屋大賞第2位「夜は短し歩けよ乙女」のベースにもなっているような作品。
主人公は「水尾さん研究」と称して、振られた彼女の行動を観察することを日課にしているモテない大学生(休学中)。
堅苦しい言い回しで、主人公は自身のストーカー的行為を無理矢理正当化しているのですが、そのくどくどとした言い訳めいた語調の中に、どこか憎めないかわい気があるように見えるのは私だけではないと思います。
ファンタジーと言ってよいのかわかりませんが、モリミー・ワールドは既に確立されています。
ところどころに散りばめられたレトリックもウィットに富んでいてなかなか面白い。森見さんの作品を読むたびに、もっと本を読みたくなります。


注目したいのは、タイトルにもなっている「太陽の塔」に対する書き込み、、でしょうか。
「岡本太郎云々・・・」などといった太陽の塔に関する薀蓄や説明ではなく、著者は、ただその姿を見て、主人公が感じたことをストレートにぶつけていると思うのです。

 太陽の塔は、やはり、想像よりもひとまわり大きかった。偉大と言うほかなかった。彼女が惚れ込み、こうして大切に抱え込んでいるのも無理はないと思い、しばらくの間、私は太陽の塔に祈りを捧げるがごとく低頭した。敗北すべき所を心得た所作であると我ながら思う。

主人公「私」は、”太陽の塔には、一度といわず何度も訪れるべきだ”と考えていて、訪れる度に太陽の塔は大きく感じられるのだと説いています。
その異様さや太陽の塔に対する畏怖の念を綴ったくだりは、既に一端の文学作品ではないでしょうか。
井上ひさし氏は「美点満載の文句なしの快作」と絶賛しています。



私は、まだ太陽の塔を見ていないので見に行きたいです。
もちろん、一度と言わず何度でも(!)

ところで、、
この太陽の塔は、一体何を表しているのでしょう。。



「太陽の塔」は、京都を舞台にした青春ストーキング譚という点で「夜は短し歩けよ乙女」とよく似ていますが、ターゲットとなる彼女(水尾さん)が作中にほとんど登場しないせいか(回想シーンや妄想の中が多く、ラストにちらっと登場するのみ)「夜は短し〜」よりも随分男臭い作品です。
かなり汚い(少なくとも私には汗笑)と思うのですが、不思議と不快感は感じない。
むしろ笑ってしまいます。
場面がぽんぽんと変わるところは少しついていきにくいかも。
ですが、良い小説だと思います。

評価:
江國 香織
集英社
¥ 480
(2005-02)
Amazonランキング: 90503位
Amazonおすすめ度:
江國香織の短編集。

恐らくこの本は、登場人物やストーリーに共感するようなものではないのだと思います。
それらは、他の誰の人生にも起こらなかった彼女達の瞬間瞬間であるのだから。

「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」

タイトルでもあるこの言葉に捉えられて、この本を手に取った方も多いと思います。
私も例に漏れずその一人です。パッと見て、どういう意味なのかよくわからない。
安全でも適切でもないけれど禁止はしていない。
「自己責任」ということでしょうか。
確かに、私たちみんなの人生に立てておいてほしい看板であると思います。

評価:
脚本-ビル・ケリー,ノヴェライズ-佐野 晶
竹書房
¥ 650
(2008-02-28)
Amazonランキング: 150847位
ディズニーの新しいプリンセス・ジゼル。
映画『魔法にかけられて』の小説版です。
ディズニー史上最も”アリエナイ”魔法!

プロローグから王道のプリンセスストーリー。
ジゼルは、「真実の愛のキス」で会ったこともない王子様と結ばれるのを待っています。
結婚式の当日、お城に行ったジゼルは魔女である王子の継母によって深い井戸に落とされてしまい、マンホールの蓋を開けると、そこはニューヨーク。
大人向けのプリンセスストーリーです。


巻頭のカラーページや表紙がとてもきれいです。
ジゼルが、恋をしたときに大切なことを教えてくれます。

評価:
伊坂 幸太郎
文芸春秋
¥ 550
(2008-02-08)
Amazonランキング: 29位
Amazonおすすめ度:
。達張轡腑奪廚貌りびたり苗字が町や市の名前であり受け答えが微妙にずれていてち納蠅蚤梢佑某┐蹐Δ箸靴覆ぁ修修鵑平擁が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。(裏表紙より)


人間の死には興味はない。
冷静だが少しとぼけた死神が、死の調査の際に出会う人間の物語。
死神の目を通して淡々と描かれているようで、意外と掘り下げて人間達の日常が描かれている。
それぞれの章は短編として独立したものだが、死神と老女によってときを越え繋がっていく。
それは、死神の仕事の「精度」によるものではないだろうか。

「死」をテーマに描かれているが、ここでの「死」とは忌み嫌うものではなく自然の摂理、ごくごく当たり前のもの、身近なものとして扱われている。

また、死のジャッジを下す主人公の死神が、クールなようだが妙に人間くさくてとても魅力的である。

評価:
梨木 香歩
新潮社
¥ 420
(2001-07)
Amazonランキング: 298位
Amazonおすすめ度:
西の魔女が死んだ

喘息を理由に、不登校のまいは大好きだったおばあちゃんと一緒に生活する。
まいが「おばあちゃん、大好き」と言うと、おばあちゃんはにやりと笑って言う。
「アイ ノウ」

主人公のまいはいたってどこにでもいるような女の子だと思います。
おばあちゃんは少し変わっていますが、何も特別なことではないように思います。
退屈な田舎暮らしが描かれているこの本には、普段忘れてしまっている幸せに生きていくために必要なことが書かれています。死とは何なのか、本当に大切なこととは何か、問いかけてみるといいでしょう。
西の魔女はきっとそのヒントになることを教えてくれると思います。

評価:
石田 衣良
小学館
¥ 1,575
(2008-01-29)
Amazonランキング: 15098位
Amazonおすすめ度:
中村佑介氏のイラストが良い。
表紙のほかにも各章の扉絵が楽しい。

出会い系サイトで知り合った20歳の若者が心中する話。
読みやすい文章で、結末はわかっているもののどんどん読み進めてしまう。
「現代版ロミオとジュリエット」というコピーが相応しいかは疑問だが、現代のかなわぬ恋の物語で、格差社会のジレンマをもどかしく描いている。
ただ、格差社会を端的に表そうとしたせいか少し時代遅れの感も否めない。

二人の主人公スミオとジュリア
スミオについての描写は抽象的な表現が多く、もう少し書き込んでもらいたかった。
もう一人の主人公ジュリアが魅力的なのに対して、スミオの魅力が乏しいように感じる。
心中に至るまでの経緯が描かれているのだが、読み終えてみると、ただ幼稚な甘えと考えなしの行動にしか思えず、読後感もいまいち釈然としない。
私はまた読み返したい作品だとは思えなかった。


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